地元ファンへ 感謝の引退式

 

 艇界最高峰レース・SG競走で8回優勝しました。特に79年住之江オールスターで初優勝した時には、徳島支部に初めてSGタイトルをもたらしたということで、地元ファンの方々の大きな声援が身に染みました。うれしかったです。

 私が現役中に徳島支部から後輩の浜村芳宏がSGを優勝。やっぱり地元の者が大舞台で活躍してくれることほど、この上ない喜びになります。後輩たちの活躍に刺激を受けながらも、私は腰、ひざに爆弾を抱えていたことにより、99年12月住之江SGグランプリシリーズで引退。誰にも言わず静かに去るつもりでした。

 ところが、選手会徳島支部長の岡孝が「引退セレモニーをしましょう」と言ってくれました。鳴門の施行者さんに掛け合ってくれたんですね。引退して1カ月後の2000年1月下旬、当時、鳴門の大時計横にあったステージで地元ファンの方々の前でマイクを握りました。後に関係者の方から、すごく盛り上がっていましたよと聞いた時にはファンの方々に、ただただ感謝の思いしかなかったです。 

 

(本紙評論家)

2000年1月、ボートレース鳴門で開催された引退式でファンの前であいさつをする中道善博氏