自分に厳しく経験積む根性娘

養成所では勝率1位を獲得した藤本紗弥香

 こんな美人さんがボートレーサーとして戦っているのかと思うと、舟券を買って応援したくなる気持ちは分かる。それが女子戦の売り上げが高い理由の一つでもあるだろう。藤本は最初からボートレーサーを目指していたわけではない。高校卒業後は日本製鉄に就職。一社会人として働いていたが、転機は突然やってきた。宮島での女子戦を生で観戦したことをきっかけに、レーサーになることを決意。2度目の受験で養成所に入所すると、リーグ戦勝率は7・60で、女子としては史上3人目となる1位を獲得。鳴り物入りで今年5月、下関でデビューを果たした。

 

 「デビュー節で絶対に水神祭しようと思っていたけど、プロの世界は甘くなかったですね。養成所時代とプロとでは全然違います。自分に厳しくいこうと思い、A級に上がるまでは4、5、6コースから戦おうと思っています」

 

 勝利への執念は凄かったが、デビュー2走目でまさかのフライング。苦い経験を味わい、まだ舟券絡みなしという苦しい日々が続いているものの、単に負けるというだけで終わってはいない。経験値としてどんどん蓄積され、少しずつ成長はしている。勝負師として最も大事な根性は彼女にはある。まずは舟券に絡み、水神祭、そして将来は大物になって全国に名前をとどろかせてくれるだろう。次走は20~25日の下関「ミッドナイトボートレース トランスワードトロフィー」を予定している。

藤本紗弥香(ふじもと・さやか)

1998年(平10)1月31日生まれ、山口県出身の23歳。山口支部所属。128期生。趣味は麻雀で、オフの日は自宅で麻雀を楽しむほど大の麻雀好き。1メートル66、49キロ。血液型AB。

 

2021年10月14日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。