柔道経験生かし「将来は大舞台」

将来の大舞台を夢見て精進する山下奈緒

 柔道の輝かしい実績を引っ提げボートレース界へ。しかし、そこは想像以上に厳しい世界だった――。

 香川県の小豆島で生まれ、すぐさま大阪へ。高校時代は広島で過ごした。柔道の素質を買われ、強豪として知られる皆実高へ。広島県大会を連覇。「中国地区の大会でも優勝しました」。卒業後は推薦で近大に進み、関西学生女子柔道体重別選手権大会48キロ級3位。44キロ級全日本ジュニア全国5位。「これが一番いい成績です」。スポーツ推薦でボートレーサー養成所の127期に合格した。

 ボートとの出合いは小学生の時。知人に連れられ住之江へ。「音や迫力が凄かった」。高校時代には、まるがめでペアボートに乗艇。「怖いより面白いが勝っていました。自分で操縦したらもっと楽しいだろうと」。無事、養成所は卒業したが、デビュー後に現実を知る。「ずっと1マークで置いてけぼりで、5着を獲るのも時間がかかりました」。水神祭はまだお預けだ。

 「焦ったら駄目。自分のスタートを続けていけば、いつかいい景色が見える。将来は大舞台に立ちたい、追われる立場になりたい」

 柔道で培った体力、精神力と努力で一段ずつ階段を上がり、業界を盛り上げる存在になってもらいたい。なお、次走は25~30日のまるがめ一般戦に出走。

山下奈緖(やました・なお)

1995年(平7)4月13日生まれの26歳。昨年11月に住之江でデビュー。5歳からやっていたウエークボードは「膝の使い方や波を越える姿勢が役に立ってます。柔道より(笑い)」。師匠は上條兄弟(嘉嗣、暢嵩)。好きな食べ物はマカロン、肉のハラミ。1メートル52、47キロ。

 

2021年7月22日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。