愛息の強力な援軍得て躍進

7月からA1級初昇格となる松尾夏海

 通算80Vを誇る山川美由紀を筆頭に、SG戦線で奮闘する平山智加や平高奈菜と強豪女子レーサーが多く誕生している香川支部から、また注目の一人が現れた。今月1日からうれしいA1級初昇格。平和島オールレディース(1~6日)でも魅せてくれた。前検では誰とやっても足合わせで分が悪かった37号機を整備で立て直すと、予選で4勝を挙げる活躍。残念ながら優出はできなかったが、通算200勝も達成してA1としての力を示した。

 デビューから11年。着実に力をつけてきたが、躍進のきっかけは産休(18年)だった。「体重が軽くなった」。以前は体重50キロだったのが今は46キロ。「分かってても痩せられなかったのが産休中に自然と痩せた。やっぱり軽いと進み方が違う」。何と、愛息が強力な援軍となった。「今はレースが楽しいし、以前より冷静になった思う」。精神的にもドッシリした。

 今年2月には地元まるがめの四国地区選でG1初出場。1走目からいきなり2コース差しを決めてG1水神祭。節間3勝と地元ファンにアピールした。今夏は初めてレディースチャンピオン(浜名湖、8月4~9日)に出場する。「ずっと出たかった舞台。まずは予選突破を目指したい」。夏海の熱い夏に注目だ。

 次走は25~30日に下関で開催されるG3・オールレディース。

松尾夏海(まつお・かなみ)

 1991年(平3)10月29日生まれ、愛媛県出身の29歳。香川支部所属の107期生。10年11月にまるがめでデビュー。13年1月、まるがめのW優勝戦で初優出。同期は石倉洋行、藤原菜希、近江翔吾など。100期の松尾祭は兄。お城巡りが好きで、お勧めは松山城と熊本城。1メートル56、46キロ。血液型A。

 

2021年7月8日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。