大舞台で憧れの大山と対戦夢見て

 清水がこの世界に入るきっかけは「ボートファンだった」父親だった。びわこでペアボートに乗せてもらったのが運命の出合い。あまりに水が硬くて「板やん!」が第一印象…。ただ、レースは迫力があってスピードも魅力で「運転したいと思いました」。3回目の受験で合格を果たした。

 

 選手になって「喜んでくれてます」と親孝行はできた。次は恩返しがしたい。しかし、プロの道は想像以上に厳しいものだった。デビューから7カ月、まだ1着には届いていない。「同期の川井萌さんがまるがめで水神祭してもらったので、かなり刺激を受けました。うれしいけど、悔しい。そんな感じです」。課題はたくさんあるが、着実に前進はしている。前走の鳴門でも1走目に初の2着ゲット。「緊張しました」というが粘り切ったところに成長の跡がある。

 

 「まずは1着、次はB1に上がること。将来の夢は選手を目指した頃からの憧れだった大山千広さんと、大きな舞台で一緒に走れるようになりたいです」。師匠の香川素子や遠藤エミら滋賀支部には素晴らしい“お手本”がいる。水神祭も遠くはないだろう。

 

 なお今後は22~26日の江戸川スポニチ杯、7月1~6日の平和島オールレディース、同17~22日の蒲郡一般戦に出走予定。

清水 未唯(しみず・みゆ)

2001年(平13)1月13日生まれ、滋賀県出身の20歳。滋賀支部所属。127期生として、20年11月に三国でデビュー。中学、高校とソフトボール部で鍛えられ「精神力は役に立ってるかも」。ちなみに未唯という名はピンク・レディーと全く関係ないそう。1メートル65、血液型A。

 

2021年6月10日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。