豪快な捲りに〝ギャップ萌え〟

まだ書き慣れていないというサインをお披露目する川井 萌

 「かわいい」、「萌(も)え~」。まずは名前と見た目にキュンとくる。そして思い切りのいいレースを見て、その落差に驚かされる。これが“ギャップ萌え”か。

 追加配分で初めて走った前節(11~16日)のまるがめがボーナスステージだった。3日目までの4走で6、3、6、3着と3連単に2回貢献。それだけでなく、4日目2Rは同期の女子14人で最も早く初1着をもぎ取った。

 「うれしい。夢みたい。また舟券に貢献できるように頑張ります」

 6コースの1着率が1~2%台の現代ボートで、トップスタートから捲る正攻法で勝ち取った初1着は、今後の大きな財産となる。

 元競輪選手の父・琢也さんに連れられて、高1の冬に浜名湖ボートで見たレースが選手を志すきっかけになった。高2の春から受験して3回目に合格。デビュー8節目で初の3連対(2着)、その2節後に初勝利だから今後が楽しみだ。

 「今、興味があることは…。うーん、旅行かな。コロナが収まったら海外とかに行ってみたいです」

 昨年11月デビューだから、ファンの前での開会式やトークショーは未経験。「まだ書き慣れていない」というサインをお披露目してもらった。近い将来、ブレーク間違いなしで要チェックだ。29日まで開催の鳴門ヴィーナスシリーズに出走中。次走は6月22~26日の江戸川スポニチ杯を予定している。

川井 萌(かわい・もえ)

 2002年(平14)1月8日生まれ、静岡市清水区出身の19歳。静岡支部所属。127期生として、20年11月に浜名湖でデビュー。5月まるがめで初勝利を飾る。中学時代はソフトテニス部に所属。1メートル53。血液型A。

 

2021年5月27日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。