二人三脚の子育てで得た〝ごほうび〟

3月6日の平和島ヴィーナスシリーズで初優勝を決めた森世里

 うれしいデビュー初優勝は夫婦レーサーの新たなスタイルを広く世に知らしめた。森の夫は同じ滋賀支部の和田操拓(あやひろ、36)。子供を出産してから夫婦“二人三脚”で子育て。夫が仕事の時は妻が子を見、妻が仕事の時は夫が子を見るという決まり事を徹底する。そんな頑張っている夫婦に神様がほほ笑んだ。

 3月6日、平和島ヴィーナスシリーズ優勝戦。デビュー初優出の2枠・森に絶好の展開が訪れた。1枠の西橋奈未と3枠の片岡恵里が1Mで激突。その間にブイ際をスルッと冷静に差した森が好パワーを生かして抜け出し、デビュー10年10カ月目で初Vを飾った。

 「エンジンが良かったので落ち着いて臨めました。2号艇でリラックスしていたのも良かったと思います。夫の方が私以上に喜んでいましたね(笑い)」

 子育てをしながらでも、仕事で結果を出せることを示し、子供に強い母の姿を見せることができた。

 「今後も子育てをしながらレーサーを続けていきます。次は男女混合戦で優勝したいし、地元のびわこでも優勝したいですね」

 好調・湖国軍団からまた一人、ヒロインが誕生。確かな自信を得たママさんレーサーから目が離せない。次走は6月12~17日の住之江G3オールレディースを予定している。

森 世里(もり・せり)

1988年(昭63)8月28日生まれ、京都府出身の32歳。滋賀支部所属。106期生として10年5月に地元・びわこでデビュー。通算成績は930走49勝、1V。同期に谷川祐一、岩瀬裕亮、今井美亜らがいる。1メートル61。血液型A。

 

2021年5月13日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。