努力重ね〝つぼみほころぶ〟遅咲きの花

飛躍の時に向け、努力を重ねる間庭菜摘

 ショートヘアがよく似合う。いかにも元気印という印象だが、座右の銘は「努力の上に花が咲く」。大いなる飛躍の時に向け、今は努力を重ねる時だ。

 

 間庭がボートレースに出合ったのは中学生の頃。知人がボートのイベントに出演していた関係で九州地区のボート場に足を運んだ。レースを観戦しペアボートも体験。当時はバスケットボールに打ち込んでいた。しかし、膝を痛めて落ち込んでいた時、レースを見て心を打たれた。魚谷香織が男子相手に懸命の走りを見せていた。私も勇気を伝えられる選手になりたい。レーサーという職業が将来の選択肢に入った。

 

 膝は良くならず、高校の半ばで選手生活を断たれる。だが、今度は落ち込むことはなかった。「私と同じ思いをする人がいなくなってほしい」。専門学校に通いながら整骨院で働き、柔道整復師の国家資格を取った。並行して選手になるための勉強も怠らなかったというから驚く。

 

 びわこヴィーナスシリーズ第20戦(1月27日~2月1日)で節間2勝、そして予選突破。共に初めてのことだった。遅咲きの花を咲かせるのはこれから。次走は27日~3月3日の鳴門一般戦だ。

間庭 菜摘(まにわ・なつみ)

 1992年(平4)8月6日生まれ、岡山市出身の28歳。福岡支部の119期生として16年11月、福岡でデビュー。19年3月8日の鳴門で初勝利。同期に井上忠政、黒野元基、西橋奈未、土屋南らがいる。1メートル62、50キロ。血液型AB。

 

2021年2月11日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。