メンタル強化して勝ち星量産だ

メンタル面の向上を目指す金子千穂

 今年4月、地元桐生で逃げてデビュー初勝利を決めた。あと2週間でデビュー2年というタイミングだった。そこから9月までに6勝。一気に殻を破ったことは間違いない。「以前はスタートを行くのが怖かった。ちゃんと(制限時間内に)入ってるか自信がなかった。水神祭の後、男女混合戦(5月戸田)で外から捲ったレースがありました。その時に“スタートを行けば行けるんだ”と思った。そこからは頑張って行くようにしています」。思い切りが良くなった。ボートレーサーに最も必要なのはメンタルの強さ。階段を一つ上がった。「(節の)序盤に“行ける”と思ったら(その節は)行けます。嫌いだと思っていた場ほど意外に乗れると感じるようにもなりました」

 

 父は19年に引退した元レーサー金子建二氏。小学生の頃は陸上のクラブチームで汗を流し、中学でも中距離を続けたが、ケガで断念。目標をボートレーサーへと切り替えた。「父を見て、凄いなと思っていた。気付くと自分もなりたいなと自然に思っていました」

 

 11月尼崎で白星を挙げたが、7勝目を挙げるまでに約3カ月を要した。「どうしようもなく勝てなかった。6着を取ると翌日も6着と思ってしまって…。でも今は気持ちを下げないよう、少しずつポジティブに考えるようにしています。メンタル面の向上が目標です」。目標は明確。次の殻を破れば、また一気に勝ち星量産のシーンがありそうだ。次走、27日からの桐生でも注目したい。

金子 千穂(かねこ・ちほ)

1997年(平9)9月18日生まれ、群馬県出身の23歳。18年5月に122期生として桐生でデビュー。同期は安河内健、原田才一郎、平川香織ら。趣味は御朱印集め。1メートル54、45キロ。血液型A。

 

2020年12月24日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。