父と対等に勝負できる日を夢見て

デビュー1年、ジャンプアップを狙う柴田愛梨

 父は実力派レーサーの柴田光(48=群馬)。人懐こい笑顔と柔らかな口調が父とうり二つだ。「父が選手をしていなかったら、きっとこの仕事を知らないまま違うことをしていたと思う」。幼いころから漠然とレーサーの道を選んでいたのかもしれない。それが明確になったのが中学時代。「父は何でもできる人で自分は何も勝てなかった。同じ職業になれば張り合えるかも?」。尊敬と同時に芽生えたライバル心。そこでピンときた。

 

 試験を受け続けること4回目で合格。中学~高校時代、サッカーで鍛えた精神力と体力を駆使して、父と同じ職業までたどり着いた。「厳しいとは聞かされていましたが…。自分の技術のなさ過ぎでレースに参加すらできていない。対等になるには程遠いですね」。デビューしてすぐに現実を突きつけられ、1年が経過した。「最近はペラを気にしたりと少しは余裕が持てるようになりました」。てんてこ舞いの日々に終わりを告げ、視野を広げはじめた。

 

 「まずは着が獲れるようになって水神祭ですね。目標は松本晶恵さんのような安定感抜群のレーサーになること。いつかはクライマックスで肩を並べて走りたいです!」。次走12月12日に開幕するとこなめ一般戦で水神祭を目指す。

柴田愛梨(しばた・あいり)

 1999年(平11)2月25日生まれ、群馬県渋川市出身の21歳。群馬支部の125期生として19年11月の桐生でデビュー。絶叫系が大好きでバンジージャンプに興味あり。一方で休日は料理でリフレッシュ。好奇心旺盛な欲張り女子。1メートル56、47キロ。血液型O。

 

2020年11月26日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。