来年A1復帰 ひたすら上へ

愛犬シャクと一緒に戦う高田ひかる

 4日までの多摩川オールレディースで、2コースからのジカ捲りで3勝を挙げた。思い切りのいいスピード戦が魅力だ。9歳の時、両親に連れられたボートレース津で「これだ」と一目ぼれ。いちずに思い続けて10年。4回目の挑戦でボートレーサー養成所に合格した。デビュー13期目でA1昇格。だが、すぐに壁にぶつかる。「始まりは小さなこと。取り返そうと焦った」とリズムを崩し1期でA2陥落の悔しさを味わった。

 

 それでも、そこからが高田の本領発揮。師匠の本部(真吾・めぐみ)夫妻のサポートや藤山翔大の「あとはメンタルや」という言葉を胸に奮起。「ボルテージが上がりやすいタイプ。平常心でいられるように呼吸の勉強をした。諦めの悪さ。頑固なのが自分のいいところ」と、養成所に受かった時のようにやるべき事をやり続け、来年1月からのA1復帰を決めた。

 

 師匠が当時(98年)、最年少で戴冠したレディースチャンピオン制覇が目標。「スピードが自分の武器。課題は調整力。正解を出すのが遅いので早くしたい」。実は今夏、整理収納アドバイザー2級の資格を取り、準1級にも挑戦中だ。心身共に整えて“ひかる”スピードをさらに磨く。ひたすら上を目指し、きょう12日から、児島でオールレディース「第32回瀬戸の女王決定戦」に参戦する。

高田ひかる(たかだ・ひかる)

 1994年(平6)8月5日生まれ、三重県出身の26歳。三重支部所属の113期生。13年11月にボートレース津でデビュー。18年5月、ボートレース下関のW優勝戦で初優勝。通算2V。乗艇着はアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の絵柄の物を愛用。「(主要キャラの)アスカのように強気に攻めたい」という気持ちを込める。1メートル57、48キロ。血液型A

 

2020年11月12日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。