元野球少女は直球勝負で奮闘中

地元での水神祭を狙う福山恵里奈

 Tシャツに18の数字と「MUKOGAWA」の大きな文字。その下には「BASEBALL2018」の表記もある。野球少女だった彼女は、武庫川女子大学入学後にその素質が見事に開花。エースとして全日本大学女子野球選手権大会でベスト4まで進出した。“ムコジョ”と言えば甲子園のお隣。「甲子園球場のカレー屋さんでアルバイトもしていました。鳴尾浜も近かったので、練習もよく見に行っていましたよ」。もちろん“TORACO”でもある。

 

 出身は山口県周南市。以前の徳山市だから、ボートレースとの縁もある。よくある父親がボートレースのファンだった?「全然違うんですよ。ボートなんて全く無縁の家でした。卒業して、その先を考えた時、スポーツで収入を得られたらいいなと…。テレビのワイドショーで女子(ボート)選手の特集をやっているのをたまたま見て、これだと思ったんです」。試験には首尾よく合格して、持ち前の運動センスで養成所生活も乗り越えた。ただ、現実は厳しい。5月徳山でデビューして以降、5着を獲るのが精いっぱいの走りが続く。「まだまだ勉強することばかりですね」。それでも前を向く姿勢は崩さない。次節はデビュー戦以来、再び徳山を走る(10~15日のヴィーナスシリーズ第14戦)。度胸満点のマウンドさばき同様、直球勝負で地元での水神祭を狙う。

福山 恵里奈(ふくやま・えりな)

 1996年(平8)4月8日生まれ、山口県周南市出身の24歳。山口支部所属。今年3月登録の126期生。デビュー節(5月徳山一般戦)は、5着1回以外はオール6着。1メートル56、48キロ。血液型A。

 

2020年10月8日付スポニチ本紙より

※記載内容はスポニチ本紙掲載時のものです。