東京支部期待のエース候補!18年に続くトップルーキー選出‼

野球経験生かし開花 佐藤隆太郎

野球で培った運動能力を生かし、ボートレーサーとして躍進中の佐藤隆太郎

 ルーキーシリーズ第15戦「スカパー!JLC杯」はきょう27日、ボートレース浜名湖で開幕する。注目は2020トップルーキーの佐藤隆太郎(26)。野球で培った運動能力を発揮し、センスあふれる走りで売り出し中。東京支部期待の星に心境を聞いた。

 

高校時代甲子園とプロを目指すも…

 A1級の実力を見せる時がやって来た。

 「スカパー!JLC杯」に臨む佐藤の闘志に火がついた。通算4Vを目指す舞台は浜名湖。同世代がそろうルーキーシリーズとあって、優勝候補として期待を背負うことになる。

 18年に続くトップルーキー選出に「周りからトップルーキーとして見てもらっているので、結果で応えたい」と感謝の思いを口にした。

 高校時代は山梨学院大付野球部の二塁を務め、プロを目指した。「八王子リトルでプレーしていて、チームとつながりがあった山梨学院大付に進みました」と振り返る。 

 しかし自身の代での甲子園出場はかなわず。「自分にプロは難しいと進路に行き詰まっていました。企業に勤めるというイメージもわかなかった」。そんな時に「小さい頃から祖父に連れられて多摩川に行っていた。ボートレーサーに憧れていたことを思い出し、この道を選択しました」とボートレーサー養成所の門をたたいた。

 

まくり武器に躍進今年前期初A1に

 野球で培った能力は見事に花開く。13年秋に115期生として入所すると、リーグ戦勝率上位(3位)として卒記競走にも出場。結果は6着だったが、プロ入りしてからは「まくり」を武器に躍進した。

 「祖父がボートレーサーになったことを喜んでくれた。(自身の応援が)生きがいになっています」と笑うが、豪快なカドまくりで売り出すと、デビューからわずか3カ月後の桐生で初勝利。スタートを踏み込んで一気に内をのみ込みにいく走りは迫力満点で、メキメキと頭角を現している。今年前期適用勝率では6・79で初のA1昇級を決めた。

 現在はオールラウンドの強さを見せるまでに成長。当然、ルーキーシリーズでは常に優勝候補の一角となり、周囲の期待は高まるばかりだ。

 その高い能力が特に発揮されたレースが初優勝した17年3月の多摩川。コンマ07のトップスタートを繰り出し、見事に4コースまくりを決めた。

 そして同年11月には福岡で2度目の優勝。SGタイトルホルダーの西島義則、重野哲之らを向こうに回し、6コースから鋭く差し抜け4万6890円の高配当を演出した。

「一発はあると思う。最後まで前を追うし、自分が走るレースを見たいといわれるようになりたい」

東京支部期待のエース候補に成長

ターンの攻め必見「結果を出したい

 「個人競技なので、全部が数字として出る。やればやるほど数字になるので、分かりやすい」とやりがいも感じており、東京支部のエースとして期待されることには「常に前を走れる選手になりたい。なかなか東京から選手が出てこないという声も聞こえるので、結果を出したい」と発奮材料にする考えだ。

 自身の走りについて「一発はあると思う。最後まで前を追うし、自分が走るレースを見たいと言われるようになりたい」と力強く語った。ターンでの厳しい攻めは必見。「少しでも〝おっ〟と思ってもらえるように。結果でしか見てもらえないので、しっかり結果を出したい」と気合を入れた。

 

 ♤佐藤隆太郎(さとう・りゅうたろう) 1994年(平6)5月7日生まれ、東京都出身の26歳。115期。14年11月の多摩川でデビュー。15年2月の桐生で初1着。17年3月の多摩川で初優勝。今年2月戸田関東地区選手権でGⅠ初優出。通算3V。1㍍63、53㌔。登録番号4847。血液型O。

 

趣味ファッション服への思いも披露

 〇…佐藤の趣味はファッション。「服が好きなんです」と明かしたように、デザイナーの山本耀司によるブランド「Yohji Yamamoto」を愛用している。「単なる服ではなく、どういう思いで服を作っているかなどを考えます」と意外な一面を披露した。

 

スポーツニッポン2020年8月27日付